はじめに
この素晴らしき世界を英語で理解したいっ!ウォーキングデッドはシーズン9まで終了していて今はシーズン10の公開待ちです。今までゆうに100時間以上見ているのだから、自然に英語力がアップしていても良さそうなものですが、現実は…。名言の数々もどんどん忘れてしまっている気がします。
そこでこの連載では、ウォーキングデッドを最初からすべて見直し、名セリフ・名シーンで凄まじい感動を味わい、同時に英語力もアップさせてやろうじゃないか!と目論んでます。ちなみに英語学習よりもダリルの素敵さを再認識したい気持ちが強いですw
ウォーキングデッドは残酷すぎるので、子供には見せられませんよね。大人でもホラーがダメな人は見ないでしょう。でもこの世界観を知ると人生が変わるきっかけになるかもしれないので、残酷なシーンはできるだけスルーしてドラマを見ていない人でも人生と英語の勉強になるなーという内容にしていきます
あらすじ
第1話 目覚めの朝(Days Gone By)
保安官のリックがガソリンスタンドに立ち寄ると、そこへ少女が現れ突然襲いかかってきた。慌てたリックは彼女を撃ち殺してしまう。 そして時は物語の始まりへ。リックは同僚のシェーンと共に逃走犯と銃撃戦になり、撃たれ、瀕死の状態で病院に運ばれる。意識が朦朧とする中、シェーンが花束を病室に飾ってくれるのが見え、リックはシェーンに話しかけるが返事はなく、枕元には枯れ果てた花束が残されていた。そして悪夢が始まる。
Source: FOX
シーン別*英語のセリフと訳
ウォーカー化した少女と対面
Rick: Little girl? I’m a policeman. Little girl. Don’t be afraid, OK? Little girl.
お嬢ちゃん?保安官だよ。お嬢ちゃん。怖がらなくていいよ、お嬢ちゃん。
このシーンで少女がぬいぐるみ(左手に持ってる白いもの)を拾うところがあるんだけど、よく考えたらウォーカーにぬいぐるみ拾う知能あんのかいなw
目覚めて病院内を歩き回る
長い眠りから目覚め、廃墟となった病院内を歩き回るリック。閉ざされた部屋には何かがうごめいていて、扉には「DONT OPEN DEAD INSIDE(開けるな死者が中にいる)」と書いてある。
病院の外に出る
病院の外には大量の死体が…。呆然と見つめるリック。
自宅に行く
Rick: Lori! Carl! Is this real? Am I here? Wake, wake up!
ローリ!カール!これは現実か?俺はここにいるのか?起きろ!目を覚ませ!
たしかにこんなことあったら悪夢としか思えない…。
この世界のことを教えてもらう
リックはモーガン親子に助けられ、この世界のことを教えてもらう。
Morgan: Hey, mister,do you even know what is going on?
おい、あんた、何が起こってるのか知らないのか?
Rick: I woke up today. In a hospital. Came home, that’s all I know.
今日目覚めたんだ。病院で。それから家に帰って…知ってるのはそれだけだ。
M: But you know about the dead people, right?
でも死んでる奴のことは知ってるだろ?
R: Yeah, I saw a lot of that. Out on the loading dock, hauling trucks.
ああ。たくさんの死体を見たよ。山積みになってた。
M: No. Not the one’s they put down. The one’s they didn’t. The walkers. Like the one I shot today. Cause he would have ripped into you. Try to eat you, take him some flesh at least.
違う。置いてある方じゃなくて…それは奴らじゃない。ウォーカーだよ。俺が今日撃った奴みたいな。あんたのこと生きたまま引き裂いて食おうとしてたからな。
But I guess if this is the first you’re hearing, I know how it must sound.
でもこんなこといきなり聞いても信じらんないだろ。
R: They’re out there now, in the street?
今外にいる奴らか?
M: Yeah.
そうだ。
初めてウォーカーを殺す
モーガンの手引きで初めてウォーカーを殺してみる。
Rick: You sure? They’re dead. They have to ask, at least one more time.
本当に死んでるんだな?もう一度聞く。
Morgan: They’re dead. Except for something in the brain. That’s why it’s gotta be the head.
死んでる。脳に何かいるけどな。だから頭を狙うんだ。
(頭をバッドで殴った後、倒れこむリック)
M: You alright?
大丈夫か?
R: Need a moment.
ちょっと時間くれ(これキツイな…)。
生存者グループに声が届く
リックは車でアトランタへ移動中。無線で生存者に呼びかけている。
Rick: Broadcasting on emergency channel. We’ll be approaching Atlanta on Highway 85.
Anybody reads, please respond. Can anybody hear my voice?
こちら緊急放送。85号線でアトランタに向かってる。誰か聞いてたら応答してくれ。誰か俺の声が聞こえないか?
Amy: Yes, I can hear you. You’re coming through. Over.
うん、聞こえてる。ちゃんと伝わってる。どうぞ。
R: Anybody who reads, please respond. Broadcasting on emergency channel. We’ll be approaching Atlanta on Highway 85. Anybody reads, please respond.
誰か聞いてたら応答してくれ。こちら緊急放送。85号線でアトランタに向かってる。誰か聞いてたら応答してくれ。
A: We’re just outside the city. Damn it. Hello? Hello? He couldn’t hear me. I couldn’t warn him.
とにかく町の外にいるのよ。くそっ。おーい!おーい!こっちの声聞こえてない。警告できないわ。
生存者キャンプからの警告は届かないまま、リックはアトランタ市内へ…。嫌な予感しかしない…。
アトランタ市内へ行く
ガソリンがなくなって途中で車から馬に乗り換えたリック。街の入り口は閑散としていたのだが…。大通りに出たとたん…。
大量のウォーカーが!!!馬も驚いて暴れ、リックは落馬してしまう!!!
あっという間にウォーカーに取り囲まれ、馬は生きたまま食われてる。大量のウォーカーに追いかけられリック絶対絶命!!!
(ウォーカーに追い込まれ、こめかみに銃をあてながら)
RICK: Lori, Carl, I’m sorry.
ローリ、カール、すまない…
自殺…!?
追い込まれたリックは自殺する寸前に戦車の中に逃げ込む。そこで自分に向かって呼びかける声が無線から流れてくる。
Hey, you. Dumb ass. Hey, you in the tank. Cozy in there?
そこのおまえ。マヌケ野郎。おい、おまえのことだよ、戦車の中の。そこは居心地いいかい?
今回覚える英語
出てきた英語の中から、印象的な表現を覚えましょう。ドラマのシーンと結びつければ、覚えにくいフレーズもすごく覚えやすい!はず!
- Don’t be afraid, OK?
怖がらなくていいよ。 - Do you even know what is going on?
何が起きてるのか(さえ)知らないのか? - You know about the dead people, right?
死んでる奴のことは知ってるだろ? - The walkers. Like the one I shot today.
ウォーカーだよ。俺が今日撃った奴みたいな。 - They’re dead. Except for something in the brain.
死んでる。脳に何かいる以外は。 - That’s why it’s gotta be the head.
だから(そういう訳で)頭を狙うんだ。 - We’ll be approaching Atlanta on Highway 85.
85号線でアトランタに向かってる。 - Anybody reads, please respond.
誰か聞いてたら応答してくれ。 - We’re just outside the city.
とにかく町の外にいる。 - He couldn’t hear me. I couldn’t warn him.
こっちの声聞こえてない。警告できない。 - Cozy in there?
そこは居心地いいかい?
ネタバレ感想
いやー。すごいシーンの連続で身が持たないっ!初回だけで連続で映画を見たような充実感と疲労感。モーガン親子に出会ってこの世界がどう変貌したかを知れたことはラッキーだった。ウォーカーは本能のままに生き人間を食らう。人間がウォーカーに噛まれたり引っかかれたりすると、高熱が出て死んでウォーカーになってしまうこともわかった。
モーガンの奥さんはウォーカー化しているのだけど、モーガンは自分の奥さんを殺すことができずに悩んでいる。射殺しようと銃を構えてもできなくて泣く。この絶望感…。このドラマは残酷で気持ち悪くて怖いシーンが多いけど、極限状況でしか描けない人間ドラマがある。だから私はホラーものをがんばって見るのだ。
リックは妻子を必死に探しているけれど、妻のローリは元同僚のシェーンとすでに恋仲になっている。まぁ、こんな状況ではリックはすでに死んでいると思われているだろうから仕方ないが…。リックの思いとは裏腹にローリはこれからの生活に気持ちが向いているようで、その違いを思うと虚しい。
気になったことを書き留めておく。
・モーガンの奥さんが家のドアノブをガチャガチャしてたけど、ウォーカーにそんな知能あるか?
・リックがアトランタの市内で見たヘリコプターって何者?どこかに文明が残ってる?
戦車の中で無線から流れてきた声の主は誰なのか?リックはこの危機をどう乗り切るのか?家族とは出会えるのか?これから先どうやって生きていくのか?…気になるポイントだらけだから、一度見始めるとなかなかやめられなくなるよねー。人一倍ビビリなので、私もこの恐怖と戦っていかねば…。
今回はここまで。お疲れさまでした